r_shibataの備忘録

大学院で研究したり,コーヒー入れたり,マジック勉強したり,ITの勉強したり...

コーヒー焙煎のディフェクトについて

概要

ディフェクトはコーヒーを焙煎したり、抽出したりする時に発生し、飲んだ時に美味しくないと感じる味覚の要素です。(柴田の定義)

焙煎を美味しくするためには、ディフェクトを減らすことが重要

ディフェクトを減らすためには、減らしたいディフェクトの味と出現理由を知る必要がある。

消したいディフェクトの種類

ディフェクト自体はいくつかあるが、私が焙煎するときに感じやすいディフェクトを書いていく。

アストリンジェント

Googleなどで検索すると、収斂みをもつ渋みという説明があるように、 柿の皮やたねを食べた時に感じる渋さのことをアストリンジェントという。 口の歯や歯茎、口の裏(硬口蓋)、舌などでキュッとしたが萎むような味覚がすると思います。 英語でAstringentは収斂という意味があるらしい。渋いではないのね!

私の焙煎では特に表面の付近で熱が足りずに起きるのではないかと感じることが多い。(未検証) なので、表面に十分に熱を加える必要があると感じている。 焙煎の操作でいうと1ハゼ前にRoRが上がりすぎて、急に中に熱がかかりすぎた場合に起きるのではないか(未検証)

12/12更新 初めはイエローになるまでファンを一番弱くしていたが、Astringentがひどかった。 たまたま、プロファイルを間違えて、ファンを少し開けた状態で焙煎したところかなり改善された。 いわゆるい水抜きができていなかったことで最後まで水分が残ってAstringentを生じさせていたと考える

ドライ

ドライはそのままではありますが、喉が渇いたような感覚になる状態を言います。 コーヒーが喉を通った後の後味が喉風邪になったような喉のイガイガ感が感じられたら、ドライだと思います。

私の焙煎では、本当に中まで熱が通っていない時に起きやすい気がします。 なので、熱を十分にかけて、中まで熱を通す必要があると考えています。 焙煎の操作でいうと1ハゼ前後でファンを開きすぎて、表面だけに熱がかかったり、単純に火が弱すぎて起きてしまうことが多い気がしています。

ハーシュ(harsh)

ハーシュは英語で調べるとトゲトゲしいという意味があるように、攻撃的な味です。 自分はピリピリするという表現をよくします。お店でたまに深煎りで焙煎されたコーヒーを飲むとピリピリを感じる時があります。

私の焙煎では、1ハゼ前後で急に熱を加えすぎた時におきやすいかなと思います。 焦げてはいないけど、ピリピリするなという時はハーシュだと思ってます。 焙煎の操作でいうとアストリンジェントと同様に、1ハゼ前にRoRが上がりすぎて、急に中に熱がかかりすぎた場合があるのではないか(未検証)

まとめ

なぜディフェクトが出るのかという観点で、理解できていない部分が多いと感じた。 検証が必要。